リレンザはインフル初の治療薬

インフルエンザの治療薬は、ほとんどが飲み薬です。服用することにより血液中に入った薬剤が体内のウイルスを減少させて、症状を鎮静化させていきます。しかしリレンザはインフルエンザ用の治療薬として初の吸入薬です。インフルエンザウイルスは人の喉や鼻の粘膜から体内に侵入し、鼻や口から肺までの空気の通り道である気道で増殖していきます。リレンザは粉末状の薬剤を吸入する治療薬で、容器から出る薬剤を吸い込むことでインフルエンザウイルスが増殖する気道に作用して、呼吸器から治療していくのです。インフルエンザの症状では、インフルエンザウイルスが肺や軌道に付着しているため、そのウイルスを排出しようとして咳が酷くなる傾向があります。まずはその症状を重点的に治療していこうという治療薬がリレンザなのです。リレンザを吸入すると1分後にはインフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果が現れます。インフルエンザウイルスの増殖が抑えられ、すでに体内で増殖した数が減って行けば、呼吸器以外に出る高熱などの症状も徐々に緩和されて行きます。
リレンザはインフルエンザA型、B型両方に利用できますが、他のインフルエンザ治療薬よりもB型への効果が高いと言われています。
メリットが多い治療薬ですが、吸入型ということで小さな子供が上手く吸入できなかったり、喘息など呼吸器の持病を持っている人は呼吸が苦しくなるという副作用の報告もあります。また小さな子供の場合には、親の制止を振り切って駆け出したり睡眠状態なのに起き上がってあるきまわるというような異常行動を起こしたという報告例もあり、完全に安心して使用できるというわけではありません。少しでもいつもと違う行動をした場合には、即座に医師の診療を受けるようにしましょう。

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